「この地域では、中秋の名月が過ぎると稲刈りが始まる」。10月初旬、広さ80アールの田んぼに作付けた7品種の中で、うるち米「みのにしき」の収穫を始めた。稲の刈り取りは11月上旬まで続く。今季は猛暑の影響で秋がなかなか訪れず、周囲のヒガンバナは昨年より10日ほど遅れて満開。米も若干、影響があった。夏場の高温に加えて降雨が少なく、田んぼに水が入らなかった時期があって、例年より雑草を抑えられなかった。そのため、稲の生長が少し抑えられたという。しかし、「今年の気象条件の中で、1回も草取りをしなくても、稲は元気に育った」
動画と文=福本卓郎