午前6時、氷点下10度の気温の中、同市で水稲や小麦など約150ヘクタールで生産するタップファクトリーのメンバーが出動。トラクターを使い、田畑に防散融雪炭カルを散布していた。わだちに沿ってじわじわと黒い線が浮かび上がり、日光の熱で雪を解かす。
日本有数の豪雪地帯である同地では、春が近くなると農家が融雪を促し、一日でも早く営農を始めようと努める。
融雪剤を散布後、約1カ月で土が露出。地元のJAいわみざわによると管内での融雪剤の散布は2月下旬から始まり、3月中旬ごろまで続くという。
同社代表の金田佳記さん(49)は「融雪剤をまくと農繁期が迫っていると感じる。今年もいい作物を作って消費者に届けたい」と意気込む。
(山田凌)




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