【静岡】静岡発のプラモデルと静岡茶のコラボ商品が、静岡ホビーショー会場で注目を集めている。その名も「GREEN TEA-TEAM(緑茶野郎Tチーム)」。模型風デザインのパッケージには、特殊部隊の4人が、やかんや急須、茶筒みなどを持って活動する様子を描いた。裏面には、模型の説明文調で、茶の入れ方を説明した。
商品は、静岡市で14日に始まったホビーショーの土産物コーナーで販売している。奇抜な企画は来場者の人気を呼び、初日は100個を売り切り、追加発注するほどだった。
制作したのは創業160年の小山園茶舗と県中部でイベントや商品開発を手がけるOozinAahsRecords(ウージンアーズレコーズ)。「模型の世界首都」として知られる静岡で、静岡茶の魅力を発信しようと企画した。煎茶は小山園茶舗の茶師が特別にブレンド。箱絵から、過酷な環境を乗り越える「強さ」とその先にある「やすらぎ」をイメージしたという。
箱には、世界各国の軍より志願し編成された特殊部隊。膠着(こうちゃく)した世界情勢に極上の休息を与えるため、静岡の緑茶文化を取得。不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する。乾き切った世の中にあえて挑戦する--と記した。
来場者は「アイデアが面白い」「新しい静岡土産の誕生だ」「きっと箱絵の男たちを模型で表現する人がでてくる」などと話した。
「緑茶野郎Tチーム」は、煎茶のティーバッグ10個(1袋5グラム)が入って、値段は1080円。18日までのホビーショー会場で販売する他、JR静岡駅や新東名静岡サービスエリアなどで販売する。