イオン(千葉市)は8日から、恵方巻きの予約販売の受け付けを始めた。目玉は、横20センチ×縦48センチのトレーに5種類の巻きずしを詰め込んだ「みんなで楽しむバラエティー船盛セット」(1万800円)。大容量商品の他にも、250グラムの牛肉を中具と外側に敷き詰めた「香ばし牛焼肉を楽しむ贅沢(ぜいたく)太巻」(2786円)など、大人数で楽しめる恵方巻きを多くそろえる。
イトーヨーカ堂(東京都千代田区)は、予約限定で販売する有名料亭監修の恵方巻きを売り込む。店頭では3分の1の食べきりサイズで複数種類を楽しめる「よくばり五種の恵方巻セット」(2268円)などを扱う。
イオンが総務省の家計調査を独自に分析したところ、昨シーズン(2023年)の節分で消費されたすし類の金額は約288億円と、4年連続で前年を上回った。
今シーズンは新型コロナウイルス感染症による行動規制もないことから、小売り各社の売り込みも活発になりそうだ。