

周囲で栽培されているのは水稲とサトイモ、ネギ。河川敷や山は近いが、スギやヒノキは見当たらない。男性は「どこから来たのか分からない」と首をかしげる。
男性の地域を管轄する県の出先機関の職員は、「別の農家のキュウリ園地でも同じ被害があった。野菜で大量発生するとは想定外だった」と驚きを隠さない。「農家が飛来したカメムシの種類を把握していないケースもある」という。
香川県内でも、野菜で果樹カメムシ類が平年より多発しているとの声がある。JA香川県中讃営農センターの職員は「野菜で通常見かけるカメムシだけでなく、果樹カメムシ類も多い。収量にも影響が出そうだ」とため息をつく。