[万博]球体除草ロボ 注目集める 高低差にも対応 熊本県立大など(動画あり)
ロボットは、直径28センチの球体に約3センチの穴が48個開き、穴の周囲が盛り上がっている。球体なので、田の狭い箇所にも入りやすい。2019年に開発を始めた。万博で展示した改良型は、高低差がある水田でも転がるように回転速度を速めたり、障害物を感知すると自動転回したりする機能を追加。3時間充電すると6時間動く。
万博を訪れた滋賀県高島市で米を15ヘクタールで作る男性(51)は「ロボットが省力化につながり、除草剤を使わなくてよいなら導入したい」と話した。研究を主導する同大学環境共生学部の松添直隆教授は「多様な生態系をもたらす棚田を守ることは世界共通の課題。解決への道筋を万博で提案できた」と強調する。
(木村泰之)