秋に収穫したサツマイモの量は300から400キロほど。専門に栽培する農家と比べると少ないため、貯蔵には身近な衣装ケースを活用。これらの中にもみ殻を敷き詰め、その上に株ごと収穫した芋を茎がちぎれないように入れることで、貯蔵しても芋は傷みにくい。その上に、もみ殻を敷いてケースをゆすって芋のすき間をなくす。これらの作業を繰り返して、ふたを閉める。芋を入れたケースは、もみ殻の山に埋めることで、気温が氷点下になっても温かい。もみ殻が少しずつ発酵してるからだ。「雨水は入らないし、来年の春には、芋のでんぷんが糖質に変わり甘くなり、おいしくなる」
(動画・文=福本卓郎)