田植え機は8条植えで、人工衛星の位置情報を活用し、まっすぐ進む自動操舵(そうだ)に加え、植え付け部を制御して直交方向にも株がそろうように植える。通常の田植え機は直交方向にはそろわないため、この向きには機械除草ができず、除草が不十分なことが課題だった。

農業法人のライスフィールドが管理する約1ヘクタールの水田で作業した。条間・株間は30センチ。集まった農家らは、両方向に株がそろって植えられていく様子を確認した。同法人代表の實方亮太さん(34)は「有機栽培では除草が課題。株間が除草できるようになり、収量も確保できれば」と期待する。
(徳安美沙都)