省力化へ新品種・資材続々 タキイ種苗が京都で園芸フェア 140社出展
長卵形ナス「PCお竜」は、ホルモン処理をしなくても着果するため、授粉作業を省力化できるのが特徴。農作業の省力化に向け、立性で収穫しやすいホウレンソウ「徳兵衛」「寒兵衛」などの新品種も並べた。花きでは、家庭菜園用の初心者向けブランド「くれよん」シリーズを紹介した。
同社と、環境制御システムを販売するニッポー(埼玉県川口市)などが実証している「日射比例式外部遮光システム」も展示した。日射量に応じ、ハウスの外張りフィルム上に張った遮光資材を開閉する仕組み。暑熱対策などで活用を見込む。
日本ワイドクロス(大阪府柏原市)は、1月に発売した防草シート「白黒ダブル」を展示した。ポリエチレン製の白い防草シートに黒いシートを重ねて遮光率を高め、防草効果を向上。白いシートからの照り返しで、イチゴや果樹の着色促進も見込めるという。
シーム(福岡県北九州市)は、昨年発売したキュウリの誘引器具「ペリカンキャッチ」を紹介。茎を保持して誘引線にかけるだけで簡単に誘引でき、クリップ式の誘引器具より茎を傷めにくいという。ハウス設備メーカーの東都興業(東京都中央区)は、ハウスフィルムの自動巻き上げ換気装置「電動カンキットN」を出展した。
展示会は2年ぶりに開催。感染防止対策を徹底した。
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