クボタ×茨城県つくばみらい市 農機シェア事業始動
共有する農機は21馬力の小型トラクターとロータリー、小畝用マルチロータリー各1台で、同社が用意した。今後、掘り取り機も加える。会員には保管場所から半径3キロ圏内に農地があり、原則として農機を自走で運べる農家がなれる。当初は5人が登録した。
農機を使う場合は、予約サイトで希望日時を申請。トラクターの鍵があるロッカーの暗証番号を受信して、保管場所へ取りに行く。料金は、燃料や整備費用込みで1時間当たり2200円。終日利用できる。
操作に不慣れな農家も使うことを念頭に、初めて借りる前に必ず同社の担当者から使い方を学ぶルールを設けた。説明会には登録農家ら4人が参加。同社担当者から約1時間学んだ。
昨年就農し、1ヘクタールでネギやモロヘイヤを露地栽培する清永公さん(52)は「最新のトラクターが、安く、整備も不要で利用できる。アタッチメントも買わなくて済むので助かる」と喜ぶ。
シェアリング事業は、市と同社が2月に結んだ新規就農の促進などを目指す連携協定の一環。同社のアグリビジネス企画室の千葉翔太担当課長は「就農で壁となる農機の導入費用を抑え、就農を後押ししたい」と説明する。同社は京都府でも月内に始める考えだ。
動画が正しい表示でご覧になれない場合は下記をクリックしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=6J66u8RHFV4