課題解決は農協の力で 山野全中会長 海外関係者に講演
研修は、国際協同組合同盟アジア・太平洋地域事務局(ICA-AP)との共催。バングラデシュ、ブータン、カンボジア、フィジー、インドネシア、フィリピン、タイの農協関係者7人が15日から28日まで日本の農業やJAなどを視察し、農家所得向上や、持続的な農業の在り方などを学んでいる。講演は研修の一環。
山野会長は、これまで30以上の国と地域を訪問してきたと説明。「世界的な流れや自国が将来どのような方向に向かうかを考えることができる」と海外訪問の意義を強調した。
伝統や食文化を決めるのは気候や農業だとし、「農業を守り振興することは、その国の文化を守っていくということだ」と呼びかけた。
参加者からはJAグループの取り組みを評価する声や、高齢化などの課題にどう立ち向かうか問う声が上がった。