開花異常発生30県 シャインマスカット 農水省調査
本紙報道を受け、同省が4月に全都道府県に行ったアンケートで分かった。発生した県名は非公表。ただ、「一部の園地など局所的な発生が多い」との回答が18県を占めた。発生状況は「同じ地域でも年や生産者、園地、樹体によってばらつきがある」「日照や露地・ハウス、排水性にかかわらず発生している」など、一定の傾向が見られないとの回答が多数。考えられる発生要因も具体的な回答のない県が多かった。
一方、花穂の先端や短梢剪定(たんしょうせんてい)、強勢の樹体、着果過多、施肥量の多い園地などで発生する傾向があるとの報告もあった。要因として、気温や着果負担、施肥量などの可能性を挙げる県もあった。