厚労省が新目標 野菜1日350グラム、果物200グラム摂取を
同省は21世紀入りした2000年度から食物摂取量や睡眠時間など約50項目の目標値を設定している。今回は13年度の改訂以来。19年11月に行った「国民健康・栄養調査」や国内外の研究論文などを基に目標値を定めた。
野菜は前回目標350グラムに対し国民調査では281グラムと2割も下回った。果物は「100グラム未満を3割にする」目標だったが、調査では6割に上った。同省は改訂に当たり「野菜は前回目標が妥当」と判断。果物は目標値が少な過ぎたとし、表現も変更して「200グラムの摂取」を掲げた。
塩分は減塩指向を背景に前回より1グラム少ない7グラムに変更。運動量は全世代7100歩と定めた。同省健康課は「所得や生活環境で格差が生じている。アクションプランで解決策を示したい」とする。