2両編成の車内に直径が15センチほどのねぷたを約300個取り付けた。ねぷたは市内のねぷた職人が、リンゴの色合いを忠実に再現し手作りした。
日中はねぷたをつるした状態で通常の列車として運行。中央弘前駅を午後5時半に出発する便からは照明を落とし、ねぷたの明かりだけで走る。列車の動きに合わせ、不規則に揺れるねぷたの明かりが幻想的な空間を演出する。
大鰐線の利用促進と沿線で盛んなリンゴのPRを目的に、2022年から始めた。同社の中田正志取締役業務部長は「大鰐線は、全国でも珍しいリンゴ園内を走る『りんご畑鉄道』の愛称で親しまれている。産地の魅力を列車に乗っても感じてほしい」と呼びかける。ライトアップ運行は、3月31日までの金、土、日曜、祝日限定。
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