能登地震の農地被害400カ所超 農相、追加支援を検討
同省によると30日午後2時現在で、農地の被害は432カ所。これに水路やため池といった農業用施設の被害を加えると3581カ所に上った。他に石川県では、畜産農家で道路損傷が19件あり、うち2件は依然として農場に出入りができない状況という。
同日の閣議後会見で坂本農相は、降雪などの影響で「被災状況の全体像の把握には、一定の時間を要することも想定される」と指摘。地元自治体と連携し「被害の速やかな全容把握に努める」と強調した。
政府が25日に取りまとめた支援パッケージでは、災害査定を待たずに農地などの復旧工事に着手できる査定前着工制度の活用を呼びかける。坂本農相は「来年度以降の営農への影響が最小限となるよう、(同制度を活用するなどで)農地等の早期復旧を図っていく」と述べた。