「紅こうじ」と「こうじ」違うもの 農水省などQ&A公表
同省と消費者庁、厚生労働省が作成。「小林製薬が製造する紅麹(こうじ)に関するQ&A」と題し、ホームページで公開した。回収命令の対象となっている同社の3製品以外にも、回収などの動きが広がっているため、行き過ぎた対応を防ぐ狙い。
Q&Aでは、こうじと紅こうじは、名前は似ているが、異なる種類のかびを利用して作るため「違うもの」だと説明。こうじはアスペルギルス属、紅こうじはモナスクス属の菌を増殖させて作る。
かまぼこの色付けなどに使うベニコウジ色素とも違う。小林製薬の紅こうじ原料は米に紅こうじ菌を加えて培養し、加熱などをして作る。一方、他社のベニコウジ色素は、紅こうじ菌の培養液から抽出する色素が主成分で、食品衛生法に基づく規格に適合したものが販売されているという。
Q&Aは、今後の原因究明などを踏まえ順次内容を充実させる。