元外務事務次官 薮中三十二氏 日本は堂々と主張する外交を 東アジアの平和に向け
ウクライナ紛争や中東情勢などを踏まえ、「今日ほど混迷を極めた情勢はない」と指摘した。今後の国際情勢は「中国の経済をよく見ておかないといけない」と述べた。日米同盟関係と防衛力の強化に加え、中国に対しても堂々と対峙(たいじ)し、「ルールを守るという平和攻勢で中国と本気で向き合い、堂々と主張し、建設的かつ安定的な関係を築くべき」と訴えた。
防衛力強化では、中身の具体的な議論が必要と指摘。その上で、国の安全保障に直結する課題が少子化だとし、早急に解消を進めるべきだと提起した。