ブランド梨を世界へ 中東最大級の食品見本市でPR 千葉・JAいちかわ
これまで同JAは、梨を最も高い価格で販売できるドバイの高級レストランに向けて、毎年約1トンの梨を輸出していた。同見本市で計250キロの梨を配り、年間の輸出量を2倍以上に伸ばすことを目指す。
同JAは、英語で表記した店内広告(POP)やポスター、生産者が出演する動画などを活用。梨の切り方や剥き方を紹介するパンフレットも用意した。
試食したラトビアの食品メーカーは「こんなに大きい梨を見たことがない。味も完璧だ」と評価。インドの輸入業者は「なぜこんなにジューシーなのか」と驚きの声を上げた。日本でしか販売していない「梨ウォーター」も展示したところ、「どこで買えるのか」との問い合わせが相次いだ。
同JAは2013年から梨をUAEに輸出しているが、同見本市に出展するのは初。今野博之組合長は「今回の出展で、さらに10年、JAいちかわの梨が世界に羽ばたくことになるだろう」と期待を込めた。