トラクターを先頭に「お米大好き」「村なくして米なし」などと書かれたのぼりやプラカードを掲げた農家らは、都心3・2キロを約1時間かけて歩いた。
米価が話題になる一方、農家は長年厳しい経営で離農が加速している問題を共有したいと山形県長井市の農家、菅野芳秀さん(75)らが企画。生協関係者も応援し、全国に参画を呼びかけたところ賛同の輪が広がった。必要な資金はクラウドファンディングで集め、2000人が1922万円を寄付した。
菅野さんは「対決ではなく、食と農で連携したい。今日がそのスタートだ」と力強く話し、大きな拍手が沸き起こった。今後1年、農家と消費者が連携した集会やデモなどを全国各地で開き、農家の所得確保の大切さを広く発信していく予定だ。
▽都内で行われたトラクターデモ▽







■この記事の「英字版」は こちら