[みどりGX]水稲 中干し適期に 「みどりGXラボ」高温対策セミナー
藤井氏は、根張りが、高温下の水稲品質や収量に影響する要素の一つだと指摘。真下に伸びる直下根が登熟に重要で、その確保のために適期に中干しを行い、過度な中干しを避けることを呼びかけた。今からできる対策として、初期生育状況を確認した上で、中干し開始時期の遅れがないか確認してほしいとした。葉色や葉身の長さを確認し、それに応じて追肥を判断することも重要だとした。
JA晴れの国岡山では、暑さによる既存品種の品質・収量の低下を受けて、高温耐性品種「にじのきらめき」を2023年から作付けている。産地化に向け勝英にじのきらめき部会を設立し、25年には350戸、300ヘクタールまで拡大した。同品種への転換で収量が向上。穂肥が多収のポイントになるとした。
(徳安美沙都)