「市販のものは小さいため、苗の成長に合わせて使いにくい。取り外しにも手間がかかる」と、長野県中野市の上原一幸さん(76)は、野菜苗などの霜害を防ぐ「霜よけハット」を自作した。バケツを逆さにしたような形で、金属の棒を曲げて溶接した骨組みを農業用ビニールで覆って農業用ホチキスで留めている。
風通しを良くして水やりをするために、天井部分を開けた状態にしている。大きさは直径30センチ、底部が直径45センチ、高さが50センチ。骨組みの底部から10センチほど伸びた金属棒4本を土に挿して固定する。
これまでに50個ほど作った。費用は1個700円ほど。「市販より割高だが、取り外しが簡単。スイカやメロンの苗が大きくなっても使える」
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