滋賀県東近江市でコンニャク芋を20アール栽培する端修吾さん(70)は、畝に生える雑草を抑えるために、もみ殻を効率良くまける荷車タイプの農具を自作した。 もみ殻は、これまで腰を低く曲げて量を調整して手でまいていたので、体への負担が大きかった。その労力を出来る限り減らそうと、この農具を考えた。
廃材で、もみ殻をためるコンテナを製作。もみ殻が落ちやすいように底を三角形状にしたリアカーに仕上げた。これらが詰まらないように、車軸の動きに併せて回る羽根を自ら作り取り付けた。落とす間口に、長さの違う板を挟むことで、畝幅に合わせてまく量を調整できる。端さんは、「手作業より3、4倍速くまくことができる」と話す。
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