「みえるらべる」は、環境負荷低減効果をガイドラインに基づいて算定。効果に応じ星1~3で登録できる農水省の取り組み。今回の環境保全米は、同校農業科作物専攻班の3年生3人が栽培した。
商品名は作物班のメンバー3人の名字から1文字ずつ取り「佐千澤」と名付けた。名前から1文字取って「ひとめぼれ」を使ったものには「佐千澤 日」、「ササニシキ」を使ったものは「佐千澤 星」と名付けた。太陽の日と夜空の星という対比の意味も込め、それぞれをイメージしたラベルにした。
使用した2024年産「ひとめぼれ」は、昨年に山形県庄内町で開かれた第18回あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテストの高校生部門で優秀金賞を受賞している。
発売を記念して同校で7日、報告会を開き、新酒を披露した。東北農政局の担当者や日本酒造りに協力した登米市の西城酒店の店主、西城順子さんら10人が参加した。
同校の阿部吉伸校長は「おいしいお米ができ、おいしい日本酒が完成し、日本酒では全国で初めて認証ラベルが付き大変光栄だ。生徒にとっても良い思い出になる」とあいさつした。
同校の日本酒造りは今年度で8年目。岩手県一関市の磐乃井酒造と共同で取り組み、商品名やラベルデザインも生徒が考案した。
完成した日本酒は西城酒店の他、市内の道の駅や飲食店などで各400本限定で販売されている。
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