冊子で就農後押し、生の声と魅力満載 新潟・長岡市の女性農業者組織nowa
nowaは女性農業者や、食や農に興味のある人が集まり、2021年に結成。メンバー25人が、交流会や研修会、隔週でのマルシェ開催といった活動をしている。
冊子制作には農水省の事業を活用した。女性農業者7人の生の声や、農業の多様な働き方を分かりやすくまとめ、女性の視点から農業の魅力や可能性を発信している。nowaの活動や、メンバーへのアンケート結果も載せている。
冊子の制作は、第三者の目で見てもらおうと、あえて農業とは関わりのない20代の女性に委託。暮らしに軸を置いた質問や、女性農業者の意思や心の変化に焦点を当てたインタビューとなり、若い人や女性が受け取りやすい内容になった。
代表の佐藤佑美さん(35)は「地域の素敵な生き方をしている女性農業者がピックアップされた冊子が完成したことが、とてもうれしい。自分らしく農業に関わっている人の存在を多くの人に知ってもらいたい。農業に興味を持って応援してほしい」と期待する。
制作部数は1500部。長岡市や小千谷市、見附市、柏崎市、出雲崎町で配布している。小千谷市の図書館「ホントカ。」では図書登録をし、閲覧と貸し出しが可能だ。