新たな「常陸牛」に、こーんにーちはー! 茨城県が認定制度
3日から2週間、東京・丸の内のレストラン21店舗で「常陸牛」フェアを開くのに当たり、同日、お笑いコンビの錦鯉とタレントのみりちゃむさんがPRイベントに登場。県認定「常陸牛」を試食した錦鯉の長谷川雅紀さんは「食べた瞬間、真っ先に誰かに食べてほしいと思った」とおいしさに太鼓判を押した。みりちゃむさんも「ナイフがスッと入った」と柔らかさに驚いていた。
県は「常陸牛」を「霜降り度合い」から「おいしさ重視」に転換するため、同制度を考案。月齢30カ月以上、オレイン酸比率55%以上を基準とした県認定「常陸牛」を新設。その最上位ブランドには2023年に発表した「常陸牛 煌(きらめき)」を位置付けた。
「煌」は、茨城生まれ茨城育ちや小ザシ指数110以上など5つの厳しい条件を設定。年間に約1万頭が販売される「常陸牛」の中で、「煌」に認定されるのはわずか数%の狭き門だ。
初年度は年間3割の県認定を目指し、ロゴマークも作成。県は「制度が県内農家の肥育技術の向上につながることに期待したい」(畜産課)と話す。