

入札を開く日本特産農産物協会によると、普通大豆の上場数量3616トンのうち落札されたのは1028トン。
輸入品を含む国内在庫が潤沢なことに加え、業者はこれまでの入札で必要とする銘柄の確保を進めてきたことから、終盤となる今回の落札数は伸び悩んだ。
上場した52銘柄のうち、全量落札は7銘柄で、宮城「タチナガハ」(大粒)、山形「エンレイ」(大粒)、長野「ナカセンナリ」(中粒)などが全量落札した。これらの銘柄の落札価格は比較的高く、調達を急ぐ動きがあった。一方で、28銘柄で落札がゼロだった。
銘柄別に見ると、上場数量の多い北海道「とよまさり」(大粒)が前回比35円安の8012円、福岡「ちくしB5号」(大粒)が960円安の8073円、佐賀「フクユタカ」(大粒)が297円安の8157円だった。
特定加工用大豆は2076トンが上場し、511トン(25%)が落札。平均価格は、前回比214円安の7700円だった。
入札は次回が最終回で、今月17日に実施予定。