国産冷凍野菜の魅力を広めようと、日本野菜ソムリエ協会と冷凍食品ＰＲ連盟は、「全国冷凍野菜アワード」を初開催した。１９日に東京都内で表彰式を開き、北海道・ＪＡめむろの「十勝めむろ　えだまめ」など３品が最高位の「最高金賞」を受賞した。

　野菜ソムリエ、冷凍生活アドバイザーの資格保有者が、食味・使いやすさ・デザイン・開発ストーリー・環境配慮の観点から商品を評価した。


　ＪＡめむろは、豆の歯応えが感じられる新鮮さ、生産者と工場が一体となり、収穫から加工まで４時間で完結させる工程などが、評価された。最高金賞はこの他、イシハラフーズ（宮崎）の「オーガニックほうれん草」、マルハニチロ（東京）のトウモロコシ「北海道十勝産ピュアホワイト」を選んだ。

　同賞をはじめ１２品を表彰。ＪＡグループでは、ホクレンのエダマメ「北海道中札内村産　味風香（あじふうか）」も入賞した。冷凍食品ＰＲ連盟の西川剛史会長は「冷凍野菜は生産者の収入安定や経営発展につながる可能性がある」とし、生産振興と連動した国産市場拡大に期待を寄せた。