セブン-イレブンは29日に、森永製菓が開発・製造する最中アイス「匠茶最中」(343円)を全国で発売した。シニア層を中心に少量化を望む声や各世代からの「良いものをちょっとだけ楽しみたい」というニーズに応えて、食べきりサイズで提案。素材にもこだわり、担当者は「和三盆入り抹茶アイスには北海道産クリームと京都府産宇治抹茶の一番茶を使用。インバウンド(訪日外国人)需要にも期待している」と話す。

ロッテは、飲むアイス「クーリッシュ 香る抹茶ラテ」(希望小売価格は183円)を全国発売した。同シリーズで抹茶フレーバーを発売するのは約12年ぶり。鹿児島県霧島産と、愛知県西尾産の2種類の石臼ひき抹茶をブレンド。同社は「抹茶原料の選定には特にこだわった。配合も試行錯誤を重ね、清涼感と抹茶の風味を両立させるバランスを追求した」と提案する。

明治は「辻利 お濃い抹茶 チョコレート&クランチ」(希望小売価格は216円)を、全国のコンビニ限定で発売。宇治茶の老舗「辻利」の抹茶を使用した。アイス部分は抹茶の使用量を1・2倍に増やし、うま味や苦味、濃さを楽しめるように工夫した。また、インバウンド需要を捉えようと、パッケージ裏面は今回初めて多言語で表記している。