宮崎牛ドーハ商談 イスラム圏へ本格参戦
県内でと畜した「宮崎牛」が同国へ輸出されたのは初めて。2024年2月に全国で9ヵ所目となるハラール対応の同社食肉処理場が稼働し、10月に同国向け輸出の認定を取得、1月に150キロを冷凍で空輸した。
3日のレセプションではバイヤーや飲食店関係者ら約70人を招待。カッティングセミナーを開き、ヒレやサーロインなど高級部位を使った料理を提供した。全国和牛能力共進会で4大会連続の最高賞を獲得した実績を伝え、商談に結びつけた。
JAみやざきの栗原俊朗組合長は「このレセプションを機に、カタールで『宮崎牛』のすばらしさをPRしていく」と強調した。
SEミート宮崎は、27年度のイスラム圏を主としたアジア9ヵ国への牛肉輸出目標を94・8トン、6億4500万円と掲げる。県畜産振興課は「今後はカタールより市場の大きいサウジアラビアやインドネシアなどへも広げたい」と話す。