[営農ひと工夫]トンネル支柱立ったまま打ち込み 負担軽く低予算で 鳥取県米子市の木本さん
トンネル支柱の打ち込みは、従来の手作業だと中腰で行うため、長時間の作業は腰への負担が大きい。また、人が感覚で打ち込むため、支柱の高さや幅にばらつきが出てしまう。考案した打ち込み機は、立ったまま使えて楽な上、一定の高さと幅にそろえられるメリットもある。
2日には境港市で試作品を実演した。生産者や行政、JA鳥取西部の関係者ら約20人が参加して打ち込み機の効果を確かめた。土が柔らかく支柱が立ちにくい所では、参加者が「後ろ向きに進んで踏み固めたところに支柱を打ち込むようにしてはどうか」などとアイデアを出し合った。
木本さんは「支柱を立てるしんどい作業が少しでも楽になればという思いで考案した。改良の余地があるのでアドバイスをもらいながら、地域全体で作業が楽にできるようにしたい」と話していた。(鳥取西部)