クビアカ情報ネットで共有 投稿呼びかけ 群馬県
クビアカツヤカミキリは梅や桃、桜などの樹木に寄生する特定外来生物。幼虫が木の中を食い荒らし、「フラス」と呼ばれる木くずとふんが混ざった排出物を大量に出す。寄生された樹木は最終的に枯死する。成虫は体長2~4センチで、胴部が赤く、体はつやのある黒色で、6~8月に木から脱出後、交尾する。
成虫やフラス、成虫が木から脱出した際の穴(脱出孔)を発見した日時や場所などの情報を投稿、閲覧できる。運用期間は10月31日までを予定する。県は被害の早期発見、早期駆除が必要だとして、2022年度から同ネットを運用する。
23年度の県の調査で被害が確認された樹木は、県内16市町村で7657本に上った。県の担当者は「見つけたらすぐ捕殺し、移動させないことが重要だ」とする。