全国女性農業者グループroughly 事業承継学ぶ
roughlyは女性農家同士の交流を深めようと2022年に立ち上げ、全国約130人でつくる。合宿には野菜や花き、畜産農家ら11人が参加した。
自身も農家で、事業承継支援に取り組む伊東悠太郎氏と竹本彰吾氏が講師を務めた。
事業承継は農地の名義変更から栽培技術の継承まで多岐にわたる一方、取り組みが後回しになりやすい。講義では、円滑な継承の要点として、極力早く後継者が主体となって進めること、そのために、現状を把握し「やることリスト」を作成、リストに沿って継続して解決していくことなどを学んだ。
参加者からは、親子間で事業承継について話すきっかけがつかみにくいとの声も上がった。roughlyの代表で長野県の野菜・花苗農家の宮沢みえ氏は「合宿の実施で、仲間と協力しながら取り組みを進める土台ができた」とした。