新種雄牛に「梅勝栄」「珀百合」 BMS9.7、4月から精液販売 ジェネティクス北海道
梅勝栄の父は、同法人の「梅栄福」。母は「やこ」で、母の父は「百合茂」。現場後代検定は20頭で実施し、平均で枝肉重量が493キロ、ロース芯面積は73平方センチだった。肉質4、5等級となる率は100%で、うち5等級が85%と高成績を記録した。
田尻系の血を引く。発育が良く、体伸に富み、均称、毛質に優れた産子が生産できるとする。
珀百合の父は同法人の「琥珀」で、北海道を代表する高育種価雌牛「もみじ」の血を引いた「もみしらきよ」を母に持つ。母の父は「百合白清2」。3代にわたり気高系種雄牛で血統を固定した。
24頭による現場後代検定では、平均でロース芯面積が70平方センチ、歩留まり基準値は75・4%。去勢11頭の平均だとBMSナンバーは9・9、枝肉重量は520キロを記録した。母牛の血統を問わず優れた成績を示し、脂肪交雑の形状が細かく、モモ抜けの良い枝肉が生産されるとする。
2頭とも通常の精液の他、9割程度の確率で雄が生まれる性選別精液も販売する。