雑草の発生防止のため、チェーンを人力で引いて水を濁らせる除草機での作業は、大きな負担がかかる。除草機は、内蔵した充電式のバッテリーで走る。人力の除草機だと10アール当たり2時間かかるところを、除草機は同20分で済む。
▲「ミズニゴール」を作ったエンジニア(右)と打ち合わせをする日吉代表(長野県塩尻市で)
除草機本体はグラスファイバーでできており、耐水性が高いのが特徴。水田の中でのスピードは時速10キロほどを見込んでおり、リモコンで速度の調整が可能だ。7月までに県内でリースによる実証試験を行う。除草の効果やバッテリーの持続時間などのデータを集めて改良し、来年を予定する販売やレンタルに生かす考えだ。
この他、来年春には全地球衛星測位システム(GNSS)を活用して、ソーラー発電で駆動する全自動型の新機種の開発も目指している。
同社の日吉有為代表は「女性や高齢者にも使いやすいロボットにして、日本の農業の活性化につなげたい」と意気込む。
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