アイガモロボット200カ所で実証 井関農機が新商品発表会(動画あり)
「さなえ」新シリーズ、海外向けも実演
同日は4、5条植えの田植え機の同社ブランド「さなえ」の「RPQ3」シリーズを紹介。育苗箱を置くラックに空の育苗箱5枚を置ける「よくばりラック」を採用。苗の補給時に空箱の受け渡しが簡単にできる。機体前方のレバーを握るとゆっくり前進、圃場(ほじょう)の出入りやトラックへの積み下ろしがしやすいという。
アイガモロボットは、水田の土をスクリューで濁らせて日射を遮り、雑草の発生や生育を抑える。自動で水田内を動き回り、雑草管理を省力化できるという。今年度は全国200カ所以上で実証中だ。幅90センチ、長さ120センチ、高さ30センチ。1台当たり10アール~1・25ヘクタール分を稼働する。このロボットはベンチャー企業の有機米デザイン(東京都小金井市)が開発。同社に対し、井関が10日に2億円を出資した。井関の冨安司郎社長は「生産性向上と環境保全型農業を両立させたい」と強調した。
海外事業では、欧州連合(EU)向けに乗用型電動草刈り機「SXGE2」を展開。韓国向けの乗用田植え機や、タイ向け低価格小型トラクターを販売することも明らかにした。
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