そもそもこの方法は農具開発で有名な茨城県の沖田和雄さんに教えていただいた方法ですが、とても良い方法なのでそれ以来毎年やっています。沖田さんは通路中耕専用の道具「龍馬鋤(すき)」も開発されています。一見、スコップのようですが幅はスコップより狭く、しかし、足載せ部分はたっぷりあります。ステンレス製でさびることもないのでいつもピカピカです。
具体的な作業方法は、通路中耕する前に通路にぼかし肥料を振ってからします。スコップでもできますが、龍馬鋤は使ってみると硬い土にもすっと入り楽に中耕できます。最初の一差し目は土が硬い場合がありますが、その後は楽になります。
通路は踏めば踏むほどまた硬くなりますが、畝は耕せなくても通路中耕は機会あるごとにできるわけで、圃場(ほじょう)全体の土の環境を考えると通路中耕をすることは野菜の生育にはとても有効だと思います。
初夏の時期と冬野菜が生育する秋にやることが多いのですが、それに限らず、思い付いたら一年中、どこか通路を耕しているように思います。 セイコー農園では毎週土曜日の活動日、参加メンバーが多い時にナスやピーマンやトマトなど果菜類の通路を人海戦術で一挙に通路中耕しています。(愛菜家・福田俊)
動画が正しい表示でご覧になれない場合は下記をクリックしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=jXTTtyMRvV4