葉物野菜を半自動計量 作業効率は手作業の5倍 熊本市のメーカー
ホウレンソウや小ネギなど葉物は、収穫後の傷みが早く、素早い袋詰めが大切になる。しかし、大きさや重さが違う株や束を組み合わせて計量するため、作業者の習熟度により効率に差が出やすい。落下式やコンベヤー式など従来の計量器では、葉物は長さや形、重さが一定でなく、機械で排出するとバラバラになりやすい。排出の衝撃で傷みが出やすい課題もあった。
同社の「テーブルコンビpro(プロ)」は、課題を解決する機能を備えた。葉物をコンベヤーに排出するまでの距離を短くして衝撃を抑え、株や束の向きもそろいやすくした。
さらに「フレキシブル排出」という特許技術で効率性を高めた。設定重量の組み合わせとなった箇所のホッパーを、コンベヤーの速度に合わせ、野菜が一塊になるよう排出。業務部の小川友里枝マネージャーは「1人で1時間に1200回計量でき、手作業と比べ5倍以上の効率化が可能だ」と説明する。
商品は小型化し、修理の時は路線便で同社へ送れるようにした。訪問修理が必要な大型計量器と比べ、費用を軽減できる。小川さんは「人件費や労働時間削減に役立ててほしい」と話す。
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