省エネ、暑熱対策に注目 最新ヒートポンプ、遮光装置も 東京で施設園芸展開幕
会場では、燃油代や二酸化炭素(CO2)削減につながるヒートポンプが注目を集めた。イーズ(東京都港区)は高出力で大風量の「ぐっぴーバズーカ ツインタイプ」をPR。ダイキン工業(大阪市)は同社製品に加え、製品の異常通知などができる「アシスネットサービス」を紹介した。2021年から始めたサービスで利用者に好評だという。イノベックス(東京都港区)は井戸水を熱源にできる新型を紹介した。
ネポン(東京都渋谷区)は、ヒートポンプやLPガスでも加温できる燃油暖房機「ハウスカオンキ」を公開した。排ガスの熱を回収する仕組みも取り入れ、CO2を46%、燃料費を38%削減できると試算する。23年度に発売する予定だ。
暑熱対策資材も目立った。佐藤産業(福岡県宇美町)は、ハウスの外張りフィルムを覆って遮光する外部遮光装置を展示。くもりや雨の日は巻き取り、日射を確保する。現在は実証中で、今後販売を検討する。住化積水フィルム(東京都台東区)は、日光を散乱させて農作物の高温障害を抑える農POフィルム「花野果サンクロス」を紹介。葉焼けなどを抑え、夏秋栽培のトマトや水稲育苗用のハウスなどに向くという。
GPECは今回で7回目。入場は無料。公式ホームページから事前に参加登録する。
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https://www.youtube.com/watch?v=OmfdlPLkVDM