[鹿児島全共]名誉賞に鹿児島、宮崎 熱き5日間、閉幕(動画あり)
名誉賞は、各出品区の最高位・優等賞1席の中から、優れた子牛を作る能力を評価する「種牛の部」、枝肉を審査する「肉牛の部」で、それぞれの最高位として選んだ。鹿児島県が種牛の部で名誉賞を獲得したのは1992年の大分全共以来で6大会ぶり2回目。宮崎県の肉牛の部名誉賞は、2017年の宮城全共に続いて2大会連続3回目となる。
九つある出品区は9日までに審査を終え、鹿児島県が、“花形”とされる6区(総合評価群)を含む六つの区で優等賞1席に選ばれた。宮崎県が7区など二つ、大分県が一つ(2区=若雌の1)の区で同1席を獲得した。
全共は全国和牛登録協会の主催で5年に1度開かれ「和牛のオリンピック」とも呼ばれる。今大会には過去最多41道府県が参加し、438頭が出品された。次回は、2027年に北海道で開かれる。
「感無量」喜びの声
鹿児島全共の最高賞・名誉賞は、種牛の部で鹿児島県、肉牛の部で宮崎県が獲得した。受賞した農家に喜びの声を聞いた。
<種牛の部>
種牛の部で名誉賞に選ばれたのは鹿児島県代表・姶良和牛育種組合の3頭。出品者のうち最年少で「さき」(父=幸紀雄、母の父=喜亀忠)を出品した霧島市の落合新太郎さん(26)は「祖父や父から受け継がれてきた牛がいたからとれた結果。今はまだ若手だが、今後また次の世代へつないでいけるように頑張りたい」と話した。
<肉牛の部>
肉牛の部で名誉賞を受賞した宮崎県代表の一人、小林市・馬場牧場の馬場幸成さん(68)は「感無量。最高だ」と笑顔を浮かべた。馬場さんは宮城全共に続き、2大会連続で名誉賞の快挙。「宮崎牛」の味の良さが証明されたとして、「一番良い賞。肉だけでなく子牛の評価も上がるだろう」と、地域の畜産振興への期待を語った。
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