主催はJA秋田中央会。JAあきた湖東やJA秋田なまはげなどでつくる市協賛会が協賛する。
オープニングセレモニーで、交換会会頭を務める秋田中央会の小松忠彦会長は「県内農業者が、厳しい気象条件の中にも負けず生産した農産物が出品されている。県農業の底力を感じていただき、食と農への理解が深まることを期待したい」と述べた。
メイン行事の談話会は3日、「スマート農業の展開方向について」をテーマに開く。
水稲は昨年から5点増加した43点が出品された。品種全体では、「あきたこまち」が15点と全体の35%を占め、次いで「めんこいな」11点、「ゆめおばこ」「つぶぞろい」が各4点などとなった。審査概評では、6月の日照の少なさや7月の大雨、その後の高温で栽培が難しい年だったが、出品物は根や茎葉が健全で病害虫のない優品ぞろいとした。
農水大臣賞に、五城目町・小玉重博さんの「サキホコレ」が輝いた。穂ぞろいや、もみの熟色が良く、細やかな水管理で品種特性を引き出していると評価された。
同賞には男鹿市・鈴木作雄さんの日本梨「あきづき」が選ばれた。果重、硬度、糖度が好成績だった。
花きの総出品点数は200点で昨年より62点少なかった。菊類が57点と最多で、次いでダリアが多かった。ダリアは県オリジナル品種「NAMAHAGEダリア」シリーズを中心に出品された。同賞には秋田市・平沢ファームの「NAMAHAGEパール」が輝き、花色や花径の大きさなどが市場性の高い優品と評された。