エダマメ需要回復

エダマメ(16位)は飲食店需要が回復し、インバウンド(訪日外国人)増加も背景に人気が高く、豆類ではスナップエンドウ(7位)に次ぐ票を獲得。その他、ナガイモ、カボチャなど栄養価が高い品目が上位に入った。
評価が分かれたのはジャガイモ(22位)。消費が「伸びそう」の回答率が計3割を占めたが、「減りそう」も1割強と多かった。他の注目はブナシメジ・シメジ。簡便性や数量・価格の安定性が支持され、小売りは年々棚を拡大。スプラウトや豆苗も簡便性ニーズに応える。
レモンに国産志向

桃は5品種がランクインした。「さくら白桃」(17位)や「なつっこ」(31位)、「あかつき」(48位)など、果肉が硬めの品種に注目が集まっている。夏場の暑さが厳しくなる中で日持ちの良さや、爽やかな食感に支持が集まる。
黒系ブドウは24位。「シャインマスカット」への転換などで生産は減少傾向だが、スーパーなどの需要は底堅い。種なしで皮ごと食べられる「ナガノパープル」はトップ10入りするなど、消費者ニーズを満たす黒系ブドウは今後、さらに求められる。
(橋本陽平、永井陵)