スーパーなどと比べて小規模経営の米穀店で欠品が目立つ。米穀店で組織する日本米穀商連合会(日米連)は危機感を強め、4月30日~5月15日に会員の米穀店にアンケートを実施。約300件の回答を得た。
米穀店の米の仕入れ状況を聞いたところ、「仕入れが大幅に減っている」「仕入れが減っている」を合わせて85%に上った。「問題なく仕入れている」は15%と限定的だった。
在庫水準について聞くと、「現状の需要に対応できる在庫がない」が30%を占めた。2024年産の出回りが本格化するまでもたず、「数カ月分の需要に対応できる在庫しかない」が46%で、合計で8割弱の米穀店が在庫に不安を抱える。
欠品している店舗も目立ち、兵庫県の米穀店は「十分な調達ができず、終売を決めた銘柄もある」と話す。