「シャイン未開花症」対応策 25年度までに提示 農相
未開花症を巡っては農研機構が主導して研究を進めている。坂本農相は「排水の悪さや土の栄養バランスなど複数の要因が関連すると報告されている」と説明。複数年の調査結果に基づき、25年度までに対応策を示すとした。
同省の23年調査によると、過去に30県域で未開花症の発生を確認している。本紙「農家の特報班」は今年も現場で発生していると報道。坂本農相は、そうした実態を「承知している」と述べた。
未開花症は、雌しべと雄しべを覆うキャップ状の「花冠」が外れず、果粒が正常に肥大しない生理障害。原因は分かっていない。