受賞作品は、赤やオレンジといった暖色で彩った牛と花をデザイン。酪農だけでなく、農業全体のつながりを知ってほしいと、農産物も書き込むようAIに指示した。川上さんは「AIを使い始めて間もないが、うまく描けるようになれた」と話す。
搾乳牛46頭を含めて計80頭を飼養。経営にもAIを取り入れる。乳量や乳成分、乳飼比などのデータをAIが解析。毎月、損益分岐点が一目で分かるようにするなど、リアルタイムで経営状況を分析できるようにしている。
今回の受賞をきっかけに、川上さんは「消費者に農業の現状や価値、可能性を知ってもらい、消費者と共に農業を考えていきたい」と期待する。
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