
アンケートは「農家の特報班」のLINEで募り、4~10日の間に78人が回答した。
トップの肉のうち、牛肉は16票。全体の6割近くを占めた。鹿児島県の自営業60代女性は、地元の「鹿児島和牛」を挙げ、「プラス焼酎があれば最高」と付け加える。「朝から晩まで働きづめの夫に、至福の時間を過ごしてほしい」と望む。

三重県の野菜農家40代女性は「松阪牛のヒレ」と回答。「高齢になってきたので、良質なたんぱく質を摂取して」と栄養バランスにも配慮して選んだ。
2位の酒類は、焼酎や日本酒、ビールなどが並ぶ中、東京都の会社員20代女性は「農家が造っているどぶろく」と回答。「父に、いつもとはちょっと違った晩酌を楽しんでほしい」との思いを込める。福島県の専業主婦60代は「夫の好物」として「お酒と寿司や肉などのさかな」と回答した。
「いつも家族のことや農作物の心配をしている」という父のため、熊本県のパート・アルバイト60代女性は「うなぎの蒲焼き会席弁当と桃」を挙げた。毎年持参しているといい、「母が先立ち、気落ちしているので元気になってほしい」と願う。