愛媛県 イノシシで豚熱初確認
県は養豚農家65戸に飼養衛生管理を徹底するよう促す他、一般の農家にも「山に立ち入る際には靴底の土を落とし、感染拡大防止に協力してほしい」(畜産課)と呼びかける。
6月28日に捕獲された野生イノシシで豚熱陽性を確認した。同県の飼養豚にはワクチンを接種しており、移動・搬出制限などはしない。これまでに四国地方の飼養豚では、発生していない。
愛媛県との県境に近い高知県・徳島県の山間部では、今年に入ってからも野生イノシシの豚熱陽性が相次いで確認されている。過去に感染個体が発見された地点から半径10キロ圏内の「感染確認区域」では、死亡・捕獲した野生イノシシの検査を強化している。