地方と農政を熟知

2番目は、小泉進次郎元環境相(43)。「若い視点が必要」(北海道の30代男性畑作農家)と若年層からの支持が集まったことに加え、「自民党農林部会長だった」(大阪府の50代男性野菜農家)とこれまでの農政の経歴に着目する声もあった。
3番目は高市早苗経済安全保障担当相(63)。「食料安保だけでなく国土保全の視点でも農業を見渡すことに期待」(埼玉県の50代男性野菜農家)、「現状の危機打開策をいち早く進めそう」(和歌山県の50代男性果樹農家)と政治姿勢に支持が集まった。
4番目の林芳正官房長官(63)、5番目の茂木敏充幹事長(68)は、いずれも実務能力を評価する声が届いた。林氏は農相を含め「いろいろな閣僚やポストをやっていて経験豊富」(東京都の50代男性兼業農家)、茂木氏も閣僚や党幹部を歴任してきた中、「実務能力の高さに期待」(岐阜県の40代男性JA職員)との回答があった。
首相経験の安定感

2番目は、吉田晴美衆院議員(52)。当選1回ながら「女性に期待」(奈良県の50代女性花き農家)、「消費生活、食生活から農林水産業を大事にしそう」(岩手県の70代男性無職)として、枝野幸男前代表(60)や泉健太代表(50)を上回る支持を集めた。
3番目の枝野氏には「所得補償をやってくれるだろうから」(埼玉県の60代男性会社員)、4番目の泉氏には「消費税減税、インボイス(適格請求書)廃止に期待が持てる」(沖縄県の70代男性畜産農家)といった声があった。