<最新>能登豪雨 死者7人に 田畑も被害
県によると21日の線状降水帯の発生により、23日も輪島、珠洲両市の広範囲で断水が続き、道路の寸断による集落孤立も相次いだ。23日午後3時現在で、孤立集落は両市と能登町の14地区56カ所に上る。
晴れ間がさした23日、農家らは、農地や作物が水に漬かった様子を目の当たりにした。元旦に発生した能登半島地震に追い打ちをかける被害に「心が折れそうだ」などと落胆。珠洲市に実家や農園がある30代の農家は「言葉が出ないほどショックだ。苦労して田植えをして、稲刈りを目前にしていたのに」と言葉を絞り出した。
JAのとなどによると、農地の陥没や崩落、農作物の冠水などの多数の被害が報告されているが、道路の寸断もあり、全容把握には時間を要するという。