「被災地に知人や仲間がいる」と話すのは、佐賀県の40代男性野菜農家。1月の地震の際は安否を確認したが「今はきっと大変な状況」として、まだ連絡していないという。
野菜農家として「地震だけでなく夏の高温も大変だったはず。その直後の規格外の水害。被災地の農家にこそ心のケアを」と訴える。「農家の皆さんが一日でも早く、安心して生活できるようになってほしい」と願う。
畜産農家が飼料や水の確保に難航していることが伝わる中、沖縄県の40代畜産農家は、同業者の苦境に「本当に胸が苦しくなる」。「困り事が伝われば、復興への手助けへとつながるのではないか」と被災地が抱える課題の共有を求める。
北海道の40代女性酪農家も「被災された方は無事でしょうか。家屋や畑、家畜はどうなっているでしょうか」と被災地の農家に心を寄せ「必要とされていることを一つでも伝えてほしい」と話す。
大阪府の60代男性兼業農家は「子どもの頃、田植えの援農に能登の女性たちが来ていた」と振り返り、かつて縁のあった能登の苦境に心を痛める。
女性たちは地元の田植えを終えてから援農に来ていたという。「能登の人は本当に辛抱強く仕事する」と敬意を表すも、大規模災害が続く今の状況には心配を募らせる。「私にできることで長く応援を続ける」と話す。
メッセージは、LINEで「農家の特報班」の友だち登録をしている人に、27日までの3日間募集した。