今年の「トレンド鍋」に「新感覚すき焼き」を選んだと、グルメサイトを運営するぐるなびが10日発表した。従来のすき焼きの特徴を生かしつつ、食材や割下などをアレンジし、多様化する食の好みをとらえる。代表的な食材となる和牛の消費拡大に期待がかかる。
今年で16回目。直近1年間の飲食店の動向を分析するなどして選んだ輸入品の高騰や円安の影響から、和牛など国産高級食材の需要が高まる中、すき焼きは人気を集める。インバウンド(訪日外国人)需要も期待される。
同日に都内で発表会が開かれ、「新感覚すき焼き」のメニュー例が紹介された。「”ヨーグルト卵”で食べる黒毛和牛の燻製(くんせい)すき焼き」は、燻製しょうゆを加えた割下に、黒毛和種の肩ロースを組み合わせる。ヨーグルトと黒こしょうを加えた生卵にくぐらせて食べる。
ぐるなびの担当者は「飲食店にメニュー開発の参考にしてもらい、鍋消費を盛り上げ、和牛消費の拡大にも寄与したい」とする。
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